• 2018.2.23

    夫から離婚を切り出されてしまった妻が知っておくべき対処法 まとめ

    夫から離婚を切り出されてしまった妻が知っておくべき対処法 まとめ

    これまで夫婦円満と思って一緒に暮らしていた夫から突然、離婚を切り出されてしまった時、多くの妻がパニックに陥る実態があります。

    その時に自分自身に何らかの心当たりがあれば、旦那さんからの主張もすぐに理解できるかもしれません。

    しかし長きに渡って専業主婦として子育てや家事を続けてきた女性にとっては、夫からでてきた突然の主張も受け入れ難い部分が大きいと言えるでしょう。

    今回は、想定外とも言える夫からの離婚の訴えにパニックに陥った皆さんと一緒に、妻が知っておくべき対処法を詳しく確認していきます。

    夫から離婚を切り出された時、離婚をすべきなのですか?

    まず夫から「離婚して欲しい!」と言われた時に注意すべきなのは、「妻である自分に離婚の原因があるか?」ということです。

    結論から言ってしまうと、夫の主張どおり離婚する必要があるのは、妻に法定離婚原因がある時のみとなります。

    これに対して旦那さんが「なんとなく別れたい」といった曖昧な理由で離婚を訴えている場合は、法律的にその主張を受け入れる必要はないと捉えて良いのです。

    《法律上の離婚原因とは何ですか?》

    民法770条で定める法定離婚原因は、下記の5つのみとなります。

    ・配偶者に不貞行為があった時
    ・配偶者より悪意の遺棄がなされた時
    ・配偶者の生死が3年以上に渡って明らかにならない時
    ・強度の精神病にかかった配偶者に、回復の見込みがない時
    ・その他、婚姻関係を継続し難い重大な事由がある時

    夫から離婚を切り出された妻に上記いずれかの原因がある場合、どんなに本人が離婚を拒んでも裁判をすれば、別れざるを得ない状況に陥る形となります。

    これに対して上記原因を明らかにできるだけの証拠がない場合は、夫の主張に怯えることなく、日常生活を続けられるとも言えるのです。

    《別居中の場合はその期間に注意が必要》

    ここでひとつ問題となるのが、離婚を拒んでいるうちに夫が家を飛び出し、別居が始まってしまった場合です。

    長期の別居が5年以上続いた場合、その状態が法定離婚原因に該当することもあるため、注意をしてください。

    こうした形で離婚が成立しないことに苛立った夫が、新たに借りたマンションやビジネスホテル、愛人宅などで別居暮らしをスタートさせた場合は、その期間が長引かないうちに弁護士に相談をするのが理想となるでしょう。

    離婚を切り出された場合、早く別れた方が良いのでしょうか?


    パートナーから「離婚をして欲しい!」と迫られた時、多くの女性が悩むのはその主張に早めに応じるべきなのかというポイントです。

    《自分に問題がないなら焦る必要はない》

    前述のとおり相手の主張に法定離婚原因が含まれず、別居もせずに同じ家の中で暮らしが続いている場合は、特別な行動を起こす必要はないと考えられます。

    しかし離婚を切り出すということは、その背景に今まで溜め込んできた想いやメッセージが潜んでいる可能性もありますので、夫の主張を無視し続けるよりは、しっかり話し合う方が問題解決に繋がりやすくなると言えそうです。

    《妻の貴女に離婚に向けた準備がある場合》

    これに対して妻自身も夫との関係に違和感を持っていて、離婚に向けて貯金や自立などの準備をしてきた場合は、相手からの訴えを機に財産分与などの離婚条件について話し合う姿勢を見せた方が良いと考えられます。

    また夫側から最初に「離婚をしたい!」と主張された場合は、妻にどんな心の準備があったとしても、「離婚してあげるからその代わりに・・・」といった形で自分に有利な離婚条件を切り出しやすくなるとも言えるでしょう。

    こうした時期を逃すと立場が逆転することもありますので、自分自身も離婚したいと考えているなら、早めに話し合いを進めた方が良いと言えそうです。

    《突然の話で戸惑っている場合》

    これに対して突然の申し出にパニックに陥り、冷静な判断ができない場合は、その気持ちを素直に伝えて少し考える時間をもらうという選択肢もあります。

    前述のとおり自分に法定離婚原因がなく、離婚するつもりもない時には、無理に相手の主張に応じる必要はありません。

    しかし多少なりとも自分自身にも違和感があり、それでも現時点では「離婚に応じるか?そのまま夫婦関係を継続したいか?」の判断ができない場合は、すぐに答えを出さずに考える時間と話し合う機会をもらうのが最も良いと言えそうです。

    《早く離婚するのが得策ではない場合もある》

    自分も離婚をしたいという想いを抱えながらも、仕事もない、貯金もない、子供の親権を獲得する自信もないといった場合は、旦那さんとの話し合いをじっくりしながら時間をかけて別れる準備をコツコツ積み上げていく方法が最もおすすめとなります。

    また離婚をするために相手がさまざまな協力をしてくれる場合は、「仕事を見つけてから別れたい」とか「安心して暮らせるだけのお金がないと離婚は厳しい」といった話をストレートに伝えても良いでしょう。

    これに対して金銭的に余裕もないのに相手の主張に押し流されるのは最もNGな別れ方となりますので、注意をしてください。

    離婚を切り出した夫との復縁に向けて行うべきこと

    夫がどんな主張をしても絶対に別れたくない場合は、復縁に向けた努力をするしかありません。

    《相手の言い分をきちんと聞く》

    こうした状況で最初に行うべきなのは、夫が離婚したいと思った理由にしっかり耳を傾けることです。

    仕事の忙しさなどにより普段のコミュニケーションが少ない夫婦の場合、きちんと向き合って話し合いをすることで、互いの抱えた問題の洗い出しができるケースも多いと言われています。

    相手の離婚の意思が強すぎる場合、別居などの形で逃げられるケースも大変多く見受けられますが、それでもなるべく早めに時間をとってしっかり向き合う姿勢を持つのが、関係改善に欠かせない心掛けだと言えるでしょう。

    《詫びる、行動を改める》

    相手の話を聞いて自分に非があるとわかったら、まず「ごめんなさい」と素直な気持ちで伝える必要があります。

    この段階であれこれ言い訳をすると、相手の気持ちはどんどん離れていってしまいます。

    また離婚を切り出している時点で夫は妻にウンザリしているとも考えられますので、心のどこかに「自分は悪くない!」という強い想いがあったとしても、今後も夫婦関係を続けたいなら謝るのが最も良いと言えそうです。

    《離婚によって生じる問題を相手に伝える》

    家事や子育て、仕事などの部分で支え合ってきた夫婦の場合は、離婚によって生じる問題やリスクを相手に伝えてイメージさせる方法もおすすめとなります。

    特に仕事のパートナーとして同じ業界で仕事をしてきた夫婦の場合、別れることで互いのキャリアプランに支障が出ることもあるかもしれません。

    また離婚によって「子供が寂しい想いをする」とか「自分の稼ぎだけでは子供を育てられない」といった主張も、離婚にブレーキをかける存在になることもあります。

    《冷却期間をもらう》

    離婚を訴えてきた夫とパニックに陥っている妻では、互いに感情的になりすぎて、きちんとした話し合いができない可能性も高いです。

    また離婚を主張する夫は「絶対に別れる!」という強い決意を持っているとも考えられますので、少し時間を置いて互いにクールダウンしてから話し合いをした方が、より良い関係修復に繋がる可能性は高いと言えそうです。

    しかし前述のとおり長過ぎる別居期間はそれ自体が法定離婚原因となってしまいますので、なるべく同じ家でクールダウンをするのが理想と言えるでしょう。

    離婚を切り出した夫が不倫や浮気をしている場合の対処方法

    離婚を切り出された時に注意すべきなのが、夫に既に再婚したい相手がいたり、誰かと不倫をしているというパターンです。

    離婚したいと主張する夫にこうした本心がある場合は、法定離婚原因により妻から夫に慰謝料請求ができる形となります。

    また浮気や不倫といった不貞行為の場合は、夫の不倫相手にも慰謝料請求ができますので、少しでも自分に有利に離婚手続きを進めたいといった場合は、この原因に当てはまるかのチェックも必要だと言えるでしょう。

    《まずは証拠集めをする》

    不倫や浮気をする夫に慰謝料請求をするためには、まず不貞行為を行なっていたという証拠を集めなければなりません。

    何の証拠もない段階で「アナタ、不倫しているんじゃないの?」といった問い詰めを行うと、その事実を隠すために一時的に浮気や不倫をやめられてしまうこともあるため、注意が必要です。

    もし現段階で夫に不倫をしている疑いがある場合は、その話をする前に証拠集めをするようにしてください。

    《慰謝料請求に繋げられる不倫の証拠とは?》

    慰謝料請求や離婚裁判で有利になる不倫の証拠は、「妻である自分以外の異性と肉体関係があったこと」を証明できるものです。

    他愛もない会話をしているSNSのメッセージや、デートと思われる写真だけでは、離婚の証拠にはなりません。

    そのため一般的には、ラブホテルの入退室がわかる写真や領収書、その室内で撮影したと思われる下着姿の写真などが離婚裁判の証拠として出されることが多いようです。

    切り出された離婚問題への対処が難しい場合は?

    夫から切り出された離婚話への対処ができない場合は、夫婦問題の対応実績が豊富な弁護士に相談をしてみてください。

    離婚裁判も得意な弁護士は、不貞行為の証拠集めについてもより良いアドバイスをしてくれます。

    また離婚を言い出した夫がDVなどの暴力をふるう場合は、1対1の話し合いが難しくなる可能性もでてきますので、自分の身を危険に晒さないためにもなるべく早めに弁護士などの専門家に相談するのが理想となるでしょう。

ひとりで悩まずに、私たちにご相談ください。

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