• 2016.11.30

    離婚によって分けるべき!夫婦共有の財産とは?

    離婚によって分けるべき!夫婦共有の財産とは?

    離婚のタイミングで夫婦共有の財産を分けるということ

    夫婦が離婚をする際には、長きに渡って2人で積み上げてきた「夫婦共有の財産」を分ける必要があります。このことを知らずに離婚をしてしまうと、「自分も形成に大きく関わっていた財産がもらえず、金銭的な困窮で新生活ができない」といった問題が生じることもありますので注意が必要です。今回は、これから離婚を考えている皆さんと一緒に、夫婦共有の財産について詳しく紹介していきます。

    専業主婦の私に「夫婦共有の財産」は無いのではないでしょうか?

    夫婦共有財産に関する問い合わせで最も多いのは、「専業主婦の私でも財産分与はできるの?」とか「専業主婦の妻に財産分与をする必要があるの?」といった内容です。結論から言ってしまえば、専業主婦として家事や子育てをしていた奥さんでも夫婦共有財産の3~5割をもらう権利があります。それは「専業主婦として働く奥さんの協力により、旦那さんの仕事や事業が成功している」という考え方があるからです。離婚を考える旦那さんからすれば、「奥さんは家に居るだけ」かもしれません。しかし、法律的な観点で夫婦共有の財産は何かについて考えると、「共有財産は夫婦2人で築いた物」となるのです。

    夫婦共有の財産には一体どんなものがありますか?

    夫婦共有の財産として代表的なものは、生活のために買い揃えた家財道具、家、土地、別荘、マイカー、銀行預金となります。この他に旦那さんがコレクションしている古美術品やゴルフ会員権なども「夫婦関係がある時期に形成された財産」となりますので、分割に向けたリストアップに入る位置付けと捉えるようにしてください。また家計から支払いを行っていた積立や学資保険なども夫婦共有財産となりますので、離婚協議をする際には「分割漏れ」のないように注意をしてください。

    夫婦共有にはならない特有財産

    例えば、結婚前のOL時代に奥さんがコツコツと仕事をして貯めた銀行預金は、離婚時の分割の必要がない特有財産に含まれます。また贈与や相続によって取得した土地なども特有財産となりますので、現金を相続した場合は夫婦の通帳と別に管理をすることが理想のようです。

    夫婦共有の財産分与でパートナーとトラブルになった場合は?

    夫婦共有の財産分与は、旦那さんと奥さんが従事する仕事や収入によっても割合が変わってきます。奥さんが専業主婦の場合は、「旦那さんが財産分与を拒むケース」も多く見受けられますので、離婚トラブルが生じた時には泥沼化する前に法律の専門家に相談をするようにしてください。

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