COLUMN
夫婦間トラブル
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離婚に伴う手続き
2018.8.1
セカンドパートナーとは何ですか?メリットとデメリットも教えてください!
子育てや家事、仕事ばかりの日々にハリや潤いが欲しい・・・。
こんな想いを抱える既婚者の間で、婚姻関係を結んだ夫や妻の他にセカンドパートナーを持つというスタイルが注目されています。
カジュアルな響きを持つこの考え方は、夫婦やセカンドパートナーとの関係にマッチすれば、家族の中にも好循環を生むと言われています。
しかし夫や家族の意に反してセカンドパートナーとの関係を優先すると、離婚問題などの夫婦間トラブルに発展することもあるようです。
今回は、セカンドパートナーという少し特殊な男女の関係について、そのメリットやデメリット、注意点などを細かく整理していきます。
セカンドパートナーとは?
結婚している人が配偶者以外の異性と親密な交際をすることを、セカンドパートナーと呼びます。
セカンドパートナーはプラトニックな関係
セカンドパートナーにおける絶対条件は、性的関係のないプラトニックな間柄であるということです。
そのため一般的なセカンドパートナー関係の男女は、SNS交流や食事、ショッピングなどのデートを楽しむことが多いです。
また性的関係や肉体関係の厳密な定義から考えると、デート中の抱擁やキスならOKとするセカンドパートナーのカップルも少なからずいると言われています。
配偶者が亡くなったらパートナーに格上げする?
友達以上恋人未満であるセカンドパートナーは、相手の配偶者が亡くなったからといって再婚相手に格上げすることはありません。
そのため、セカンドパートナーの相手の家族に何らかの不幸があったとしても、2人の関係性が変わることはないのです。
また不倫や浮気のように関係性が変わってしまうことのないセカンドパートナーの場合は、相手に生じたトラブルや冠婚葬祭などのライフイベントに対して客観的なアドバイスができるといった意味でも、関係を続けやすいと言えそうです。
男女がセカンドパートナーになるメリットと特徴
セカンドパートナーを作ることにより、下記のようなメリットや問題解消などを実感する既婚者は非常に多い実態があります。生活にハリや潤いが生まれる
夫や妻へのトキメキがなくなってしまった人にとって、配偶者以外の異性と食事やSNSなどでのコミュニケーションが図れるセカンドパートナーは、生活や心に潤いを与えてくれる存在です。
こうした相手との交流を続けていると、今まで忘れていた「男らしさ」や「女らしさ」を思い出し、自信を取り戻しやすくなるとも言われています。
またセカンドパートナー関係による異性との交流を続けていると、ホルモンバランスが整うことで美肌などの外見に関わる好循環が生まれることもあるようです。
配偶者以外の異性に悩みを相談できる
異性であるセカンドパートナーは、配偶者に関する愚痴や悩みを聞いてもらうにも非常に良き存在となります。
日々の暮らしの中で感じた配偶者への違和感は、同性である女友達や男友達に話しても問題解消に至りにくい実態があります。
これに対して配偶者と同じ性別となるセカンドパートナーに相談をすると、同性ではわからない異性の価値観や考え方などを理解しやすくなると言われているのです。
こうした相談によってパートナーの考えていることの客観的な分析ができるようになると、苛立ちの解消や相手への思い遣りといった好循環も生まれてくるそうです。
自分の家族の幸せを願ってくれる人が傍にいる
不倫相手でも浮気相手でもないセカンドパートナーには「相手の家族を壊したい」や「いつか自分と結婚してもらえるかも?」といった想いがありません。
そのため、それなりに仲の良い異性であるのに嫉妬されていないという状況が、セカンドパートナーの安心感や満足度に繋がっているようです。
また嫉妬のない男女関係であれば、不倫や浮気のように家族を壊されたり、会社にその関係をばらされるリスクもありませんので、安定的に仲良くし続けられる相手を求めるなら不倫などよりセカンドパートナーの方が遥かにおすすめ度が高いと言えるかもしれません。
自分の家族にやさしくなれる
セカンドパートナーとのデートによって普段抱えた疑問やストレスが解消され、心の中が満たされ始めると、家庭の中でも優しい母や献身的な妻などでい続けやすくなるとも言われています。
こうした形で精神的に穏やかになった家庭で育つ子供には、勉強などへの集中力が高まるといった好循環が生まれます。
これに対して配偶者との間に生じたストレスや苛立ちの解消ができず、夫婦喧嘩の絶えない家庭で過ごす子供の場合、精神的な不安定さにより問題行動を起こす原因を多く抱えてしまうと捉えた方が良いかもしれません。
罪悪感がない
性的関係のないセカンドパートナーは、罪悪感が生じないところも大きなメリットです。
罪の意識なく堂々と会えるセカンドパートナーとの信頼関係を構築できると、罪悪感に苛まれる不倫や浮気と違って、切なさのない精神の安定なども生じやすくなります。
また配偶者や子どもたちに嘘を付く必要のないセカンドパートナーの場合、堂々と母や親や父親であり続けることもできるのです。
セカンドパートナーは離婚原因にならないの?
こうした形で非常にメリットの高いセカンドパートナーとの関係構築する上で注意すべきなのは、「友達以上恋人未満の関係が離婚の原因にならないのか?」というポイントです。
まずは法定離婚原因をチェック
まず配偶者から離婚裁判をされた時に確実に負けてしまう離婚原因には、下記5つの事由があります。
・悪意の遺棄
・不貞行為
・3年以上の生死不明
・強度の精神病を患い、回復の見込みが無いこと
・その他に、婚姻関係を継続し難い重大な事由があること上記の原因に該当しなければ離婚にならないの?
肉体関係のないセカンドパートナーの場合、上記原因に該当しないことにより、どんな間柄であっても離婚事由にはならないと捉える人が多い実態があります。
しかしセカンドパートナーとの頻繁すぎるデートなどにより、配偶者や家族に不安や不満を抱かせた場合、「婚姻関係を継続し難い重大な事由」という原因で離婚を言い渡される可能性もあるのです。
では離婚トラブルにならないために、セカンドパートナーとの関係はどのような条件で成立させるべきなのでしょうか?
セカンドパートナーを成立させるために
セカンドパートナーがいても離婚問題や夫婦間トラブルが生じない方々は、下記のような配慮を行なった上で家族に迷惑のかからない関係構築に励む実態があります。セカンドパートナーに理解を示せるような人?
最初に確認すべきなのは、夫がセカンドパートナーという特殊な関係を受け入れられるタイプの人かということです。
例えば、普段から嫉妬深く配偶者のメールや行動を細かくチェックしていたり、露出の多い派手な服で外を出歩くことを許さないような妻や夫の場合、強い嫉妬と独占欲によりセカンドパートナーのような変わった関係を受け入れられない可能性が高いと言われています。
またこうした配偶者の気持ちを無視してセカンドパートナーとのデートを楽しんでいると、束縛が今まで以上に強くなり夫婦関係にヒビが入りやすくなるかもしれません。
セカンドパートナーの存在は隠すべき?公表すべき?
不倫や浮気などの疑いをかけられないためには、配偶者や子どもたちなどにしっかりセカンドパートナーの存在を伝えるのが理想となります。
ここでセカンドパートナーの人物像について詳しく説明する時には、「共通の趣味サークルで出会った人」や「趣味についてアドバイスをもらっている」といった形で、手をつなぐなどの親密関係の表現は出さないのが理想となるでしょう。
また最初のうちにセカンドパートナーの存在を家族に明かしていた方が、デートなども堂々と行けるようになると言えそうです。
どんなに清い関係であっても仕事や子育て、家事を疎かにするのは絶対にNG
セカンドパートナーの存在によって夫婦間トラブルに発展する人たちは、その多くがデートなどに没頭しすぎて今まで我慢してやってきた家事や子育てなどを疎かにしてしまう実態があります。
例えば、理解ある夫がセカンドパートナーの存在を認めてくれたとしても、デートの度にコンビニ弁当を与えられるような状況では、家族の不満や不信感が膨らんでくれると言えるでしょう。
また明らかにおかしいと思えるほど高頻度のデートをしていると、「本当に不貞行為がないのか?」といった疑問により、探偵や興信所を雇われてしまうこともあるようです。
セカンドパートナーである本人たちが不貞行為のない清い関係を築いていれば、興信所を雇われる状況に怯えることはありません。
しかし探偵などによって撮影されたハグや手つなぎ写真を突きつけられた場合、離婚に至らなくても確実に弱い立場になるは避けられないと言えそうです。
セカンドパートナーとのデートに適した場所とは?
配偶者の不信感により探偵などを雇われてしまう可能性を考えると、セカンドパートナーとのデートは不貞行為を疑われないオープンな場所で行うのが理想です。
デート場所として最もNGとなるのが、不倫カップルが多く利用するラブホテルやシティホテルです。
こうした閉鎖的な空間に入る写真の撮影や、入室時間を記録されてしまった場合、どんなにプラトニックな関係であっても「その中では肉体関係は無かった」という主張が難しくなります。
またこのような写真が離婚裁判の証拠として提出されれば、離婚時に配偶者から慰謝料などを請求されてしまう可能性も高まると言えるでしょう。
セカンドパートナーという少し特殊な関係の異性によって家族や夫婦関係を壊さないためには、自分のことだけを優先するのではなく、パートナーがどう思うかなどについても客観的に分析しながら説明などを行う必要があると言えそうです。
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