COLUMN
夫婦間トラブル
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離婚と子ども
2016.7.30
離婚の協議で決まる養育費の相場とは?
養育費とは?
養育費とは、離婚によって離れて暮らすことになった自分の子供を、教育・監護するために必要な費用の総称です。 一般的な離婚協議で決められた養育費には、「子供の衣食住に必要な費用」や「幼稚園~大学までの教育費」、「健康維持に欠かせない医療費」、「自立した社会人になるための費用」などが含まれます。 また養育費には「夫婦が離婚しなかった場合と同じレベルの生活ができること」といった目的もありますので、お子さんの将来に支障をきたさない額が必要になります。
養育費の支払い期間とは?
養育費の支払い期間に関する規定は、基本的に法律で定められていません。 一般的には、「義務教育が終わる月まで」とか「大学を卒業する月まで」、「子供が成人する時期まで」といった形で両親の協議によって期間が決められます。 この金額は親権を獲得した親の収入や子供の進学状況によっても変わってきますので、お子さんが求めている進路を妨げないように子の意思を尊重する形での検討をするようにしてください。
養育費の相場とは?
養育費の相場は、子供が1人の場合で2~5万円、子供が2人の際には4~7万円程度が一般的です。 この金額についても両親の協議によって決められますので、パートナーと自分の収入や経済力、学習塾や学費を含めた子供にかかる費用を算出した上で、方向性を決定するようにしてください。 また東京家庭裁判所のホームページでは、養育費の算定表が公開されていますので、「どのぐらいの金額に設定すれば良いのか見当がつかない」といった場合は、参考にしてみても良いでしょう。
まとめ
養育費の金額や期間は、相場から決めるのではなく、「今後の子供に不自由のないレベル」にするのが理想です。 近頃では、配偶者の経済力不足によって養育費の支払いから逃げられるトラブルも増えていますので、万が一心配がある場合は弁護士に相談しながら離婚協議書の作成をするのが理想といえます。 養育費は子供の成長や教育に欠かせない費用となりますので、パートナーがどんな主張をしてきても妥協をせずに「子どものために必要な金額を請求すること」が大変重要なことだといわれています。 大阪の四ツ橋総合法律事務所では養育費に関する相談対応実績がございますので、なかなか進まない協議に不安を抱えていらっしゃる時にはお気軽にご相談ください。
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