COLUMN
夫婦間トラブル
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離婚に伴う手続き
2016.11.30
離婚調停が不成立になった!調停は何度もできるものですか?
離婚調停はどんな時に不成立になるの?
離婚調停は、調停委員から「これ以上何回行っても結論が出ない」と判断された時に、不成立になってしまいます。離婚調停を申し立てた側からすれば、「自分の主張が通るまで何十回でも調停をやりたい」と思うかもしれません。しかし調停を行う男女の中には、「家庭裁判所に来ない」という方々も多く見受けられますので、不成立という判断を下さざるを得ない実情も納得できることだと言えるでしょう。
不成立になったら裁判をするしかないの?
離婚調停が不成立になった時、次の手として考えられるのは「再び離婚協議に戻る」か「離婚裁判に移ること」が一般的です。しかし、パートナーが話し合いに応じなかったり、離婚裁判の申し立てを行うさまざまな余裕がない場合は、もう一度調停を行うこともできるのです。
調停が不成立になった直後に申し立てはできる?
離婚調停の申し立てには、「調停不成立から○日間は受理できない」といったルールはありません。そのため、夫婦の間に立って判断をしてくれる調停委員との相性が悪い場合は、「一度調停の取り下げを行い、次の調停委員が違う人であることを願って再び申し立てを行う人」も存在するのです。
離婚調停の不成立や取り下げは日常茶飯事?
平成21年度の司法統計を見てみると、協議離婚以外の理由による取り下げが23%、調停不成立が17%もあることに気付かされます。こういった実情から考察すると、今回紹介したような事例で不成立や取り下げという結果になることは、裁判所にとって珍しいことではないと言えるでしょう。また調停不成立カップルの80%が離婚裁判を起こしているというデータも存在しますので、2度目の調停や協議離婚といった選択肢も「ありえないことではない」と言えそうです。
2度目の離婚調停を行う際の注意点
2度目の離婚調停を考えているなら、不成立や取り下げといった悪循環を再び生じさせないためにも、離婚問題に詳しい弁護士に相談をしてみてください。多くの夫婦のトラブルに対応している弁護士は、「調停に出てこないパートナーへの対処法」などもアドバイス可能です。また離婚の証拠やこれまでの経緯について調停委員に話せない場合は、代理人として調停に出てもらうことも可能となりますので、コミュニケーションが苦手な人こそ利用すべき存在であると言えるでしょう。
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