• 2016.4.29

    キャリアにも影響?子連れ離婚をした女性は旧姓に戻すべき?

    キャリアにも影響?子連れ離婚をした女性は旧姓に戻すべき?

    旧姓に戻る?戻らない?

    離婚をした女性の大半は「旧姓に戻るべきか?そのまま夫の姓で生きていくか?」といった悩みや迷いを抱える傾向があります。 特に旦那さんに対してネガティブな想いが強い方の場合は、「少しでも早く苗字を変えたい!」と考えるのも自然な流れであるといえるでしょう。 今回はこれから離婚を考えているみなさんに向けて、苗字の変更が影響するケースとそのケースにおける考え方を紹介していきます。

    仕事

    離婚によって経済的自立を要する女性にとって「どの苗字で仕事をするか?」ということは、今後の活躍に大きく関わります。 特に夫の姓でそれなりのキャリアを築いている女性の場合は、苗字を変えることでお客様から「あの人は離婚をしたのかな?」とネガティブなイメージを抱かれることもありますので、周囲への影響度をしっかり確認した上で手続きを進めるべきといえるでしょう。 また苗字変更してしまうと、社内で使っていた名刺なども新しく作り直してもらう必要が出てくる場合が多いといえるため、会社側に相談する必要があるといえます。

    子供

    夫婦の間にお子さんがいる場合は「子供の姓をどうするべきか?」を協議の際にしっかり話し合うべきです。 幼い頃に苗字が変わった子供は、そのことによりアイデンティティの確立がうまくできずに多少なりとも精神的に不安定になるおそれもありますので、お子さんのことを第一に考えれば「離婚後もそのままの苗字で暮らすこと」がおすすめといえそうです。 また転居をせずに同じ地域で生活する場合は、苗字が変わることで友達から「いじめ」「嫌がらせ」に遭うことも想定されますので、夫婦の主観だけでなくお子さんの想いも大事にしてあげるべきといえます。

    子供の姓と自分の姓を同じにする場合は?

    離婚後、子供と自分の姓を同じにするためには、家庭裁判所に「子の氏の変更許可の申立書」を提出する必要があります。 この申立書を提出する手続きを行わなければ、離婚をしたママと子供が別の苗字になってしまいますので、離婚をする前に「苗字変更をどうするか?」をきちんと考えておくべきと言えるでしょう。 法律事務所では、今回お話したような離婚に関する相談の中で旧姓に戻ることによって生じるメリット・デメリット等のご指摘もさせていただいております。 また離婚協議の大きなハードルとなる親権の問題なども相談ができますので、ひとりで早く結論を出そうとせず、信頼できる弁護士に相談をしながら各種手続きを進めることをおすすめします。

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