パートナーの一方的な主張でも離婚を受け入れるべき？

夫には絶対に敵わない！不利な条件でも受け入れるべき？

旦那さんの稼ぎで生計を立てていた専業主婦の中には、「経済面を含めて全てにおいて夫が強い」という理由で不利な離婚条件をのんでしまう女性が非常にたくさんいます。 またDVなどの心や体の暴力を受けていると、「離婚をしたい」という訴えすらできず、長年耐え続けている女性も非常に多く見受けられるのです。では旦那さんの収入が大きく、奥さんの収入が劇的に低い場合は、相手から告げられた不利で一方的な条件を絶対に受け入れる必要があるのでしょうか？ 法律的には、そんな偏ったルールは存在しませんので、専業主婦やパートタイマーといった形で収入の低い女性であっても、堂々と離婚協議に臨むことができます。

相手が提示する条件に流されない姿勢

相手から提示された離婚条件に納得できない場合は、無理に合意をする必要はありません。 夫婦間の話し合いで離婚条件が決まらない時には、離婚調停や裁判という場を使って専門家のサポートの下、公平性の高い判断をしてもらうことができます。 また調停や裁判を利用すれば、「夫婦ともに譲らない」といったトラブルも解消されますので、自分の考えや意思をきちんと持つことが離婚成立までに欠かせない心構えであると言えるでしょう。

離婚届不受理申請の提出もしておきましょう

相手が一方的に「離婚をしたい！」と考えていて、勝手に離婚届を出されてしまう可能性が想定できる場合は、「離婚届不受理申出書」を役所に提出することでパートナーの一方的な行動にブレーキをかけることも可能です。 この届出書は地域の市町村役場に提出するだけで効力が発揮されますので、勝手に籍を抜かれてしまう不安がある場合は、ぜひ申請を検討してみてください。

一方的すぎるパートナーとの離婚を円満に終えるために

一方的で自分勝手なパートナーとの離婚をスムーズに進めるためには、離婚トラブルのプロである弁護士に相談をするのが理想となります。 弁護士と二人三脚で離婚成立に向かうと、相手の要求に対して「応じるべきか？拒否するべきか？」の判断もしやすくなりますので、優柔不断で流されやすい方は早めに法律事務所に相談をした方が良いといえます。