COLUMN
夫婦間トラブル
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離婚とお金
2016.5.29
不倫による離婚で慰謝料を支払いたくない場合は?
不倫をしても慰謝料支払いをしなくて良いケースがある
不倫や浮気が原因で離婚が成立しても、場合によっては「請求された慰謝料を支払わなくても良いケース」も存在します。 またパートナーの浮気や不倫を原因に発展した離婚であっても、実際はそのような事実が存在しないこともありますので、相手の主張を全て受け入れる前に一度客観的に問題となっている状況を考えてみるべきといえます。 当ページでは、不貞行為を原因に離婚を切りだされた時に、慰謝料支払いの必要のない事例を紹介していきます。
不貞行為に該当していない
離婚原因となる不貞行為には「肉体関係があった証拠」が必要となります。 会社の同僚や友人、学生時代の同級生などと頻繁に食事をしたり、親密なメールを繰り返したりするといったケースでは「肉体関係に繋がる要素が見つからない」と判断される可能性が高く、結果として請求された慰謝料を支払う必要がないとされる場合が多いのです。 また、仲の良い友人との間で行われる「ハグ」や「キス」だけでは肉体関係にはならないと判断される可能性もあるので、パートナーから証拠写真として突きつけられた時の対処として頭に入れておかれると良いかもしれません。
既に夫婦関係が破綻している
夫婦関係の破綻によって別居状態になっている場合は、他の異性との間に不貞行為があったとしても、慰謝料請求に繋がる原因にはなりません。 これに対して「長年会話がない」といった家庭内別居や「長きに渡って性交渉がない」というケースの場合は、裁判所によって判断が変わってきますので「夫婦関係が破綻しているから大丈夫」と楽観視しない方が良いといえるでしょう。
協議離婚における慰謝料は任意
離婚協議における慰謝料は、あくまでの任意での支払いとなります。 パートナーである相手方に経済力があり「不倫は許せないけれど、慰謝料はいらない」と言われた場合は、慰謝料はパートナーである相手方に対して無理に支払う必要はありません。 これに対して、調停や訴訟の中で慰謝料請求があった場合は、「その金額が妥当か?」といった判断も必要となりますので、離婚協議の進め方によっても支払いの有無が違うことを頭に入れておくべきといえるでしょう。 このような実情を総合しても、不当と感じられる慰謝料の請求には「応じなくて済む」といった考え方も存在します。 離婚トラブルに詳しい法律事務所では、慰謝料の妥当性についても客観的なアドバイスを行っていますので、疑問や不安がある場合は早めに相談するようにしましょう。
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