COLUMN
夫婦間トラブル
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離婚に伴う手続き
2016.12.30
不妊で離婚をするカップルが多い実情がある
不妊による離婚
長きにわたる結婚生活の中で子供に恵まれない夫婦の中には、不妊を原因とした離婚という結果にたどり着く方々も珍しくありません。特にお父さん、お母さん、子どもという「理想の家族像」を思い描いて結婚をした夫婦の多くは、その望みが叶わないことにより「不妊による離婚」を考えることもあるようです。今回は離婚の原因として知られている不妊が「夫婦にどのような影響を与えるか?」について考えていきます。
離婚トラブルに発展する不妊問題の特徴
離婚トラブルに発展しやすい不妊には、下記の3要素のいずれかが関係しています。 《性的不能》 パートナーが性的不能を隠して結婚をした場合は、法律的な離婚原因である「その他、婚姻関係を継続し難い重大な事由」に該当すると考えられます。また性的不能に陥った原因の調査や治療に応じない場合も、「改善への努力がみられない」と判断されるため、注意が必要です。 《性交渉の拒否》 性交渉の拒否により子どもができない夫婦の中にも、離婚裁判をする人たちが多く見受けられます。また男女間のコミュニケーションとして大事な役割を担う性交渉がない場合は、欲求不満を抱えた片方のパートナーが浮気や不倫をすることもあるようです。 《長きにわたる不妊治療》 長きにわたって続く不妊治療は、夫婦の間に精神的、身体的、金銭的な負担を与えると考えられます。またこういった負担によって生じたストレスや不安が、これまで円満だった夫婦関係を壊す原因に繋がることもあるようです。
子はかすがい
子どもを授かった夫婦の多くは、「この子のためにも家族関係が円満でなければならない」と考えます。これに対してなかなか子どもが授からない夫婦の場合は、絆が薄くなってしまうことで、それぞれの人生を別に歩む「離婚」という選択に進むことも珍しくないのです。こういった事例から考えると、「子はかすがい」という状況をつくれない不妊は、直接的な離婚原因にならなくても「夫婦間トラブルのきっかけにはなりうる」と捉えて良いでしょう。
まとめ
最初は夫婦ともに頑張っていた不妊治療も、長きにわたって続くことで離婚という最悪の結果を生むこともあると考えられます。また、こういった原因による離婚の背景には、夫婦どちらかにおける「思いやりの欠如」も多く見受けられますので、2人の時間やコミュニケーションを大事にすることも必要だと言えるでしょう。不妊による夫婦問題でお困りの際には、離婚問題の対応実績の多い四ツ橋総合法律事務所にご相談ください。
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