COLUMN
夫婦間トラブル
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離婚に伴う手続き
2016.2.29
離婚を考えている方は必見!別れた後の家や住宅ローンはどうすべきなのか?
離婚をする夫婦の多くが住宅ローンを抱えている!
夫婦で一緒に購入をした家と住宅ローンの存在は、離婚条件を決める上で大きなハードルになることがほとんどです。 特にローンを組んでいる場合は夫婦だけでなく銀行との関係もありますので、離婚に向けた話し合いを通して「銀行に迷惑にならない方向性」を考えるべきといえるでしょう。 今回は、離婚によって生じる不動産の処分と住宅ローンの支払いについて詳しく解説していきます。
不動産を売却したお金で住宅ローンを完済する
最もシンプルな方法は、家を売ったお金を使って住宅ローンを返済するというものです。 家の売却額が住宅ローンよりも下回ると、銀行の抵当権が残っているという理由で買い手がなかなか見つからなくなってしまいます。 この場合は、銀行と住宅ローンを組んだ夫婦との間で話し合いを持ち、未返済分の住宅ローンを残したままで抵当権を解除してもらう必要が出てきますので注意が必要です。
契約者の夫または妻がその家に住み続け住宅ローンの名義もそのままにする
「住宅ローンの契約者本人がその家に住み続ける」という条件が変わらないこの方法を実践すれば、銀行に対する問題や迷惑のかかることはありません。 しかし、財産分与を行う場合は、「家の時価からローン残高を差し引いた金額」を財産分与の対象とする必要が出てきますので、注意が必要です。
契約者ではない妻が住み続けるが住宅ローンの名義は旦那のままの場合
子育て中などの理由で収入のない奥さんが夫婦で購入した一戸建てやマンションに住み続け、契約者である旦那さんが住宅ローンを支払い続けるという例は非常に多く見受けられます。 しかし、「きちんと返済してもらうこと」を重視する銀行は、契約者であり支払者でもある旦那さんが家から出ていくことにより一括返済を求めてくるケースも存在します。 また、離婚をした旦那さんがリストラなどをされて、1回でも支払いが滞れば、銀行側では抵当権を行使する可能性がありますので、離婚協議をする際には「家を取られないための銀行への対策」をしっかりしておくべきといえるでしょう。
まとめ
夫婦間に生じる最も大きな買い物である家やその住宅ローンは、離婚をする際になかなかクリアできない問題になることも多いといわれています。 今後の住宅ローンの支払方法や銀行とのやり取りで不安が生じた際には、夫婦の協議だけで解決しようとせずに法律の専門家である弁護士に相談をするようにしてください。
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