• 2016.2.17

    離婚を考えておられる方は要注意!離婚届を出す際に絶対にしてはいけないこと

    離婚を考えておられる方は要注意!離婚届を出す際に絶対にしてはいけないこと

    離婚届の提出時に絶対にやってはいけないNG行動!

    配偶者との間で離婚の合意ができてしまうと、多くの人が「早くスッキリしたい」という想いから離婚届の提出を急ぐ傾向があるとわれています。 特に配偶者に嫌悪感を抱いていて、「早くこの苗字から逃れたい」と感じている場合は、全ての条件を決める前に離婚届のサインや提出をしてしまう傾向があるのです。 しかし、このような先走りともいえる離婚届の提出は、今後の人生に繋がる条件を決める上で「自分が不利になることが多い行動であること」をこれから紹介する理由を確認しながら頭に入れるようにしてください。

    婚姻関係があるからこそ離婚の条件交渉ができる!

    浮気の慰謝料や財産分与、子供の養育費などの各種交渉ができるのは、「配偶者と法律的な繋がりがあるから」です。 離婚届を役所に提出して受理されてお互いに「法律的な繋がり」がなくなってしまうと、各種交渉を行いたくても無視されることも考えられるのです。 また、相手方が「慰謝料を払いたくない」とか「もう関わりたくない」と感じている場合は、携帯電話番号など連絡先を変えられて音信不通になってしまうケースも多く見受けられますので、話し合うべきことがある場合は「全てが解決するまで離婚届を出さないこと」が必要不可欠といえるのです。

    いつまで経っても条件交渉が進まない場合は?

    長きに渡って話し合いをもっているのに、「一向に離婚条件が決まらない」という場合は、夫婦2人の間だけで行われる協議離婚を諦めて、第三者に判断してもらう離婚調停というステップに移った方が良いかもしれません。 調停委員という第三者を介して、離婚に関してトラブルを抱えている当事者の話を個別にヒアリングしながら離婚に向けた条件を決めていく離婚調停は、「DVされるのが怖くて自分の主張ができない」といった悩みを抱える人でも、相手方と顔を合わせることがなく安心して条件交渉が可能なシステムとなっています。 調停離婚の場合は調停が成立した際に作成される調停調書の謄本を役所に提出する形となりますので、当事者同士のみでの話し合いが難しい夫婦には特に適した方法と考えて良いでしょう。 もし離婚調停を行っても条件が決まらない時には、裁判所を通す離婚裁判へと移っていきます。

    まとめ

    DVなどの被害に遭っている人たちは、子供の養育費や慰謝料に関する条件面を決める前に、「早く離婚届を出して解放されたい」という気持ちが強い傾向があります。 男女問題や離婚関係トラブルを多く取り扱う四ツ橋総合法律事務所では、各種条件交渉や離婚調停に関するアドバイスも得意としておりますので、お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

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