COLUMN
夫婦間トラブル
-
離婚に伴う手続き
2016.3.29
離婚調停で相手が離婚を拒否する場合に検討すべき方法
離婚調停を相手側が拒否するケースは非常にたくさんあります
裁判所に離婚調停の申し立てを行っても、配偶者が来ないことで調停が不成立になるケースも多く見受けられます。 調停の次の手として裁判の申し立てをすることもできますが、その前に、「なぜ相手は調停に来ないのか?」を考えることも大事な心掛けであるといえるでしょう。 今回は調停にも来てくれない配偶者に不安になっている皆さんと一緒に、講じるべき対策について考えていきたいと思います。
「なぜ調停に来ないのか?」を考えることで対策を施しやすくなる
相手が調停に来ないことで不成立となってしまった場合は、まず「なぜ配偶者が調停に訪れなかったのか?」という角度から2人の関係を考えてみることがおすすめです。 調停に出てこない人の中には、「調停=怖い場所」と考えていることで、裁判所から届いた封書すら開けていないことも多く見受けられます。 また、調停に訪れない人の大半は、「離婚自体をしたくない」か「離婚の条件に同意できない」のどちらかと考えられますので、相手が何を求めているかに応じて対策を講じていくのが理想といえます。
相手が「離婚をしたくない」と考えている場合は?
「絶対に離婚をしたくない」と考えている配偶者の心の中には、「調停に行かなければ、相手の気持ちが変わるかもしれない」という期待があると考えられます。 このような配偶者に対して甘い姿勢を見せてしまうと、「自分が頑張れば離婚を回避できるのではないか?」という状態に相手が陥ることでより離婚が難しくなる場合あります。 「相手が調停に来ない」という事態は多く見受けられますが,離婚を申し立てた側としては,そのことに動揺せずに離婚をする意思だけは変えない強さが必要になるといえるでしょう。
相手の感情整理の時間を与えることもおすすめ
ある日突然「離婚をしたい!」と言われた配偶者は、パニック状態によって今の状況を飲み込めていないことも考えられます。 この場合は、1ヶ月~3ヶ月ぐらいの時間を置くことで、相手としても感情の整理が付き,調停を含めた協議全般が進み始めることもありますので、「少し様子を見る」といった策を講じてみても良いかもしれません。 なかなか進まない離婚関連トラブルを解決に導くためには、離婚問題を多く取り扱っている弁護士に相談をしながら確実な方法を選んでいくのが最善の策といえます。
- 離婚が頭をよぎったママ必見!シングルマザーにおすすめの資格取得に向けた各種支援制度
- 離婚をする前にチェックしておきたい!保険における契約変更の注意点
- セカンドパートナーとは何ですか?メリットとデメリットも教えてください!
- 夫婦関係調整調停(円満・離婚)の一般的な流れと手続きにおける注意点
- 夫との離婚をしたくない妻が行うべき行動と関係修復に用いられる円満調停の基礎知識
- 離婚につながりやすい夫婦間トラブル!ワンオペ育児の実態とは?
- モラハラによる離婚をきちんとするために知っておきたい基礎知識
- 夫婦間トラブルで多い産後クライシスの実態とは?
- 夫婦喧嘩の原因をランキング形式でまとめてみた
- 離婚しそうな妻との関係修復と仲直りをする方法
- 夫から離婚を切り出されてしまった妻が知っておくべき対処法 まとめ
- なぜ死後離婚を選ぶ女性がいるのでしょうか?
- 母子家庭やシングルマザーに役立つ11の支援制度や手当てをまとめてみました
- 意外と知られていない!W不倫(ダブル不倫)における重大リスク まとめ
- 離婚約の意味と約束書面を作るメリット・デメリット
- 公正証書離婚をする上での基礎知識
- 契約結婚の検討をする人に知ってほしい6つのこと
- 熟年離婚の理由と原因とは?
- 離婚時に知っておきたい!養育費の相場!可能な限り多くの養育費をもらう方法 まとめ
- 【財産分与の基礎知識】離婚時にできるだけ高額財産を獲得するための全知識
-
財産分与
財産分与とは、婚姻中に夫婦が協力して築き上げた財産を夫婦で分け合うことです。
くわしく知る -
離婚慰謝料
慰謝料とは、夫婦の一方が、相手方の有責な行為によって被った精神的苦痛に対する損害賠償金のことです。
くわしく知る -
婚姻費用分担請求
夫婦が通常の社会生活を維持するのに必要な生計費のことです。(例えば、衣食住の費用・医療費・養育費など)
くわしく知る -
年金分割
婚姻期間中の厚生年金共済年金の納付記録を多いほうから少ないほうへ分割できる制度です。
くわしく知る -
養 育 費
子供が経済的・社会的に自立できるまでに必要となる費用です。
くわしく知る -
親 権
子どもが成人に達するまで、子どもの利益のために監督・保護・教育し、またその財産を管理する父母の権利義務のことをいいます。
くわしく知る
© 四ツ橋総合法律事務所 All Rights Reserved