• 2016.5.29

    モラハラ加害者と離婚をする方法

    モラハラ加害者と離婚をする方法

    モラハラ離婚が急増中

    精神的暴力や嫌がらせによるモラハラ離婚は、近年の日本で急増傾向にあると言われています。 言葉や態度の暴力とも表現されるモラハラ(=モラルハラスメント)には、殴る蹴るといった身体的暴行はありません。 しかし、モラハラの被害者は、加害者であるパートナーによって精神的にコントロールされてしまうため、結果として「離婚を切り出すことすらできない」といった支配関係に陥る傾向があるのです。

    離婚を切り出しにくいモラハラ加害者の特徴

    モラハラの加害者には、下記の特徴があると言われています。 ・異常に高いプライドによって、自分が非常に優れた人間だと思っている ・正しいのは自分だけであり、他人は全て間違っていると思っている ・気に障ることがあると、突然激怒する このような特徴を持つモラハラ加害者に離婚を切り出すと、饒舌によって言いくるめられたり、突然生じる激怒によって罵倒されたりするといった結果に陥る人がほとんどです。 またモラハラ被害者には、「忠実」とか「我慢強い」といった性格的特徴があるため、加害者からプレッシャーを与えられ続けることで、離婚をするパワーまでも奪われてしまうケースもあるのです。

    モラハラの事実を離婚に役立てるためには?

    モラハラによって傷ついた日々を離婚や慰謝料請求に役立てるためには、加害者の行動やトラブル、自分自身が傷ついた出来事などを日記やメモに書き留める習慣が必要です。 日記やメモといった形で残された証拠は、離婚調停や訴訟でも十分活躍できる味方となるのです。 また、加害者の態度や発言を録音したテープ媒体なども参考資料として有用となりますので、夫婦間の話し合いなどのシーンで違和感がある場合は、ボイスレコーダーなどを補助的に併用してみても良いかもしれません。

    まとめ

    モラハラ加害者と被害者の性格から考えると、この両者の離婚は非常に難しい特徴があります。 しかし、最近ではモラハラ被害者相談を得意とする法律事務所や、別居用のシェルターなども増えていますので、さまざまな機関を上手に利用すれば離婚をすることに困難が伴うことも少なくなってきているといえます。 四ツ橋総合法律事務所ではモラハラ離婚に関する問い合わせも受け付けていますので、パートナーにモラハラ加害の兆候がある場合は、なるべく早めにご相談ください。

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